目的地は金沢ですが、途中高山で1泊し、翌日高山市街を観光しました。
櫻山八幡宮
朝、ホテルの窓から外を見たら遠くに大きな鳥居が見えたので行ってみることにしました。この鳥居は櫻山八幡宮の一の鳥居です。高山祭の屋台が通れるように高さが20.45mもあります。平成14年(2002年)に建てられた鉄製の鳥居です。
櫻山八幡宮の二の鳥居は渋い檜製です。高さは10mで、昭和48年(1973年)に建てられました。
奥の方に三の鳥居も見えています。そちらは江戸時代の享保15年(1730年)に建てられた石造りの鳥居です。
櫻山八幡宮は同じ高山市の日枝神社と共に高山祭の神社として知られています。高山祭は一般には春と秋の2回行われると認識されているようですが、実際は春(4月14日・15日)は日枝神社、秋(10月9日・10日)はここ櫻山八幡宮の例祭で、別々のお祭りです。
写真は神門を入ったところで、左下にあるのは手水舎、階段を上ると塀の中に拝殿があります。
大手水鉢です。巨大な石をくり抜いて造られており、幅3.4m、奥行き2m、高さ1mです。正面に「寒澄清徹」の銘が刻まれています。
側面には「明治十年十月‥‥」と刻まれています。残念ながら角が欠けてしまったようです。
総檜の拝殿です。昭和51年(1976年)に建てられました。
境内の高山祭屋台会館では高山祭の屋台の一部を展示しています。写真は手前から大八台(だいはちたい)、宝珠台(ほうじゅたい)、鳳凰台(ほうおうたい)、金鳳台(きんぽうたい)です。展示される屋台は3月、7月、11月の下旬に入れ替えられ、ローテーションを組んで11台全ての屋台が展示されます。
こちらは明治21年(1888年)から5年がかりで造られたという大御輿です。背の高い御輿を安定させるため下部におもりを入れて重心を下げており、重さが2トン半もあります。これを20人の担ぎ手2組で担ぎます。昭和30年代まで使われていましたが、身長の揃った怪力の持ち主を集めるのが困難になり使われなくなったそうです。
同じく境内にある桜山日光館では、日光東照宮の模型を展示しています。縮尺1/10で東照宮の全ての建物を再現しています。大正時代に製作され、戦後はアメリカでも展示されたそうです。
私は関東地方に住んでいるので本物を見に行った方が手っ取り早い‥‥などと言ってはいけませんね。