2010年3月13日に行われたJRのダイヤ改正で、上野-金沢間の寝台特急「北陸」が廃止されました。私は過去に「北陸」に乗ったことがありましたが、廃止前にもう一度乗っておきたいと思い、金沢へ行くことにしました。
東京から高山へ
東京から金沢へ列車で行くなら、上越新幹線「とき」で越後湯沢まで行って特急「はくたか」に乗り継ぐか、東海道新幹線「ひかり」で米原まで行って特急「しらさぎ」に乗り継ぐと早く着けます。しかし、今回はダイヤ改正に先立ち2月一杯でなくなる500系「のぞみ」で名古屋まで行くことにしました。
乗車したのはもちろん、500系を使う最後の「のぞみ」となった、東京12時30分発の「のぞみ29号」です。500系「のぞみ」は過去4回程乗りましたが、今回は初めてグリーン車に乗ってみました。300系や700系のグリーン車と違って頭の部分に枕が取り付けられています。
当日は晴れており富士山がよく見えました。また、運良く富士山が見易い進行方向に対して右側の席でした。写真は三島駅付近から見た富士山です。右側の山梨県側は真っ白ですが、左側の静岡県側は雪が積もっていない部分も目立ちます。昨年11月頃から数回、箱根や新幹線車内、富士市内等から富士山を見ていますが、今季はどうも静岡県側の積雪が少ないようです。
こちらは富士山のほぼ真南、静岡県富士市から見た富士山です。
名古屋からは富山行きの特急「ひだ13号」に乗りました。この列車は東海道本線を岐阜まで走り、高山本線で美濃太田、下呂、高山、飛騨古川を経由して富山まで行きます。
高山本線は木曽川とその支流の飛騨川に沿っており、車内から絶景が楽しめます。写真は岐阜県加茂郡白川町、下油井駅を過ぎた辺りの車窓風景です。
こちらは岐阜県下呂市、飛騨金山駅を過ぎた辺りの車窓風景です。飛騨川の川面は静かで、ほとんど波が立っていません。(この写真では左の方にさざ波が見えますが)
私の近くに座っていた外国人のおじさんが、絶景を求めてカメラ片手に右へ左へと車内を移動していました。
「ひだ13号」は夕方5時8分に高山駅に着きました。私はここで下車しましたが、この列車は7両編成の後ろ4両を切り離し、3両編成で富山へ向かいます。
高山の夜は早いようで、午後6時でも開いている飲食店があまりありません。これは古い建物で営業している素敵な喫茶店ですが、私はご飯を食べたいのです。
高山駅の近くで焼きそばのお店が開いているのを見つけました。