セドリック

日産 セドリック(30型)

 1960年に登場した初代セドリックです。側面まで回り込んだフロントウインドウが特徴です。初期の物はヘッドライトが縦に2灯ずつ並んでいましたが、1962年のマイナーチェンジ以降は写真のように横に並ぶライトになりました。

 
セドリック

 セドリックは10代目となるY34型を最後に、2004年に生産終了しました。ただし、Y31型営業車(1987年登場)は現在も生産されています。

 
グロリア

日産 グロリア(A30型)

 このA30型グロリアは、プリンスの初代グロリアから数えて3代目に当たります。プリンス自動車が日産との合併直前に開発を進め、合併後の1967年に発売されました。ただし開発には日産も関与しており、既にセドリックとの部品共用化も行われています。

 
グロリア

 1971年のモデルチェンジで、プリンス合併前からの日産の高級セダンであるセドリックと統合されますが、グロリアの名はセドリックと共に2004年まで残りました。
 ちなみに営業車は1999年にセドリックに一本化されており、グロリアという車名は残っていません。

 
スカイライン S54B-III

日産 スカイライン(S50型)

 1963年登場の2代目スカイラインはプリンス自動車が開発し、日産合併後も引き続き販売されました。エンジンはもともと直4・1500ccでしたが、グロリアスーパー6の直6・2000ccを搭載したGTが1965年に追加されました。写真の車は合併後の1966年にマイナーチェンジしたモデルで、ウェーバー製キャブレター3連装のGT-Bです。

 
スカイライン C10型

日産 スカイライン(C10型)

 1968年登場の3代目、通称「ハコスカ」です。このモデルから日産が開発しています。エンジンは当初直4・1500ccと直6・2000ccの2種で、後にローレル用の直4・1800cc搭載車も発売されます。
 写真の車は2000ccエンジンを搭載するGTの4ドアセダンで、1970年マイナーチェンジ以降のもののようです。

 
スカイラインGT-R(KPGC10)

 1969年にはDOHCエンジン搭載のGT-Rが登場します。エンジン以外にも、大型タイヤ対応のリアフェンダーやモール類の省略など外観にも違いがあります。前の写真とボンネットやリアフェンダーを見比べてください。
 写真の車は1970年から作られた2ドアハードトップのGT-Rです。

 
スカイラインGT-R(PGC10)

 こちらは1970年のマイナーチェンジまで作られていた4ドアのGT-Rです。ボンネットのヒンジは前側にあります。

 
スカイラインGT-Rのエンジン

 GT-Rに搭載されるS20型エンジンです。当時は高性能スポーツカーに限られていたDOHCで、直列6気筒。キャブレターはソレックス3連装です。フェアレディZにこのエンジンを搭載したフェアレディZ432も作られました。

 
スカイライン エステート

 GT系の印象が強いスカイラインですが、7代目となるR31型まではバンやワゴンも存在しました。写真は「エステート」と呼ばれるステーションワゴン(WC10型)で、エンジンは直列4気筒1500ccです。フロントグリルは1969年頃の形状です。先に紹介したGT系と見比べてください。

 

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