オープンカー集合。写真は左から
オースチン ヒーレー スプライト
ホンダ S800
ケーターハム スーパーセブン
フォルクスワーゲン カルマンギア
トライアンフ TR3
です。
モーガン
1936年に登場したモーガン4/4は、一度もフルモデルチェンジをしないまま現在まで生産が続けられています。エンジンは英国フォード製4気筒が基本ですが、トライアンフやフィアットの高出力エンジンを搭載する+4、ローバー製V8を搭載する+8も生産されました。
現在の高出力モデルは2003年登場のロードスターで、英国フォードのV6エンジンを搭載しています。手作りのため高価で、納期も半年以上かかりますが、今でも「新車のクラシックカー」を手に入れる事が出来ます。
モーガンの運転席です。
かつてこのパレードの先頭は数台のモーガンで固められていましたが、近年は参加台数が減り、今年はこの1台だけだったようです。
トライアンフ TR3
トライアンフTR3は1956年に登場。1958年にはフロントグリルの拡大やドアハンドル追加等のマイナーチェンジを行いTR3Aになりました。後継モデルのTR4登場後、1962年にTR3Bが少数製造されています。
写真の車はTR3AまたはTR3Bです。
TR3の運転席です。外装に合わせて内装も青です。
トライアンフ TR4A
1961年に登場したTR4は、TR3Aのシャシにジョヴァンニ・ミケロッティがデザインした車体を載せた車です。
TR4Aはリアサスを独立懸架にしてハンドリング、乗り心地を改善した改良型で、1965年に登場しました。
この写真ではわかりづらいのですが、背面右側、TR4Aという車名の下に「IRS」と書かれています。これはIndependent Rear Suspentionの頭文字で、後輪が独立懸架になっている事を示しています。
TR4Aの運転席です。
オースチン ヒーレー スプライト MK-III
1958年に登場したオースチン ヒーレー スプライト Mk-Iは「カニ目」と呼ばれる個性的なデザインの車体でした。(2002年撮影の写真はこちら)
1961年のMk-IIからはおとなしいデザインの車体に変更されています。写真の車はMk-IIのリアサスペンションを変更し、巻き上げ式サイドウインドウ装備等細部の充実を図ったMK-IIIです。
排気量はMk-Iは1000ccで、Mk-IIの途中から1100ccになりました。
オースチン ヒーレー スプライトは、この後折り畳み幌を装備し、排気量を1300ccに拡大したMK-IVが1964年に登場します。
オースチン ヒーレー スプライトの運転席です。
Mk-II以降は兄弟車としてMGミジェットがあります。
モーリス ミニ トラベラー
1961年に登場したミニのステーションワゴンです。前半分は普通のミニと同じです。オースチンブランドの物はミニ カントリーマンと呼ばれます。
レンジローバー
英国ランドローバー社の四輪駆動車レンジローバーは1970年に登場しました。オフロードの走行性能、耐久性、メンテナンス性、普段の快適性まで考えられた究極の四輪駆動車です。写真の初代モデルは機能美が高く評価されルーブル美術館にも展示されました。