上野駅に停車中のはくつる81号のヘッドマーク

 2000年夏、職場で大きなストレスを感じていた私は、現実逃避のために訪れた函館の街が大変気に入りました。

 そして冬、さらなるストレスに押しつぶされそうだった私は、毎年楽しみにしている高校時代からの仲間との忘年会を欠席し、再び函館で現実逃避をすることにしました。

 
青森駅に到着したはくつる81号

  今回も前回同様臨時寝台特急「はくつる81号」に乗り、6時58分青森着。

 上野発の夜行列車を降りた時から、青森駅はごらんの通り雪の中でした。

 
青森駅で発車を待つはつかり41号

 この7時30分発の特急「はつかり41号」に乗れば早く函館に着けるのですが、今回もまた見送り。

 北へ帰る人の群れかどうか知りませんが、待合室ではおばちゃんたちがおしゃべりをしていました。海鳴りは聞こえません。

 
青森駅の海峡1号

 そして今回も8時25分発の快速「海峡1号」でのんびりと函館を目指します。

 
海峡1号のカーペット車

 海峡号には絨毯敷きの車両があります。青函トンネルができるまで活躍した青函連絡船の桟敷席を思わせます。

 わぁ~たしもぉ~ひとり~、かいきょお~せん~に乗りぃ~‥‥

 
摩周丸

 函館に到着後、まずは旧青函連絡船「摩周丸」を見学。摩周丸は1964年から1969年にかけて就航した津軽丸II型7隻のうちの1隻で、1965年6月30日就航。1988年3月13日の青函トンネル開通まで津軽海峡を行き来しました。

 わぁ~たしもぉ~ひとり~‥‥(もういいってば)

 
摩周丸のシンボルマーク

 1978年の青函連絡船70周年を迎えるにあたり、当時就航していた13隻の連絡船に1977年からシンボルマークが付けられました。摩周丸は摩周湖のイラストです。

 摩周丸周辺にカモメはいましたが、晴れていたので凍えそうではありませんでした。

 
摩周丸の操舵室

 摩周丸の操舵室です。当時発売されたばかりのカメラ付き携帯電話で撮影。

 まだカメラ付き携帯電話は珍しかったので、旅行中面白がって友人に写真を送っていました。

 

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