フォルクスワーゲン タイプ1
言わずと知れたビートルです。ヒトラーの国民車構想を具現化したこの車は1938年には量産体制が整ったものの、翌年第二次世界大戦が勃発し計画は中断。しかし戦後は早くも1945年中に量産が開始されました。
1972年にはフォード・モデルTの累計生産15,007,033台を抜き、1978年にドイツ本国での生産を終了。その後もメキシコで2003年まで生産が続けられ、四輪自動車としては世界最多の21,529,464台を生産しました。
カルマン社が製作したビートルのカブリオレです。屋根付きのビートルがドイツでの生産を終了した後もカブリオレはドイツでの生産が続きましたが、ゴルフカブリオの登場で生産中止となりました。
フォルクスワーゲン タイプ2(T1)
乗用車のビートルに対し、フォルクスワーゲンの商用車はトランスポーターと呼ばれます。1950年登場のT1はビートルがベースのリアエンジンで、写真のピックアップのほかワンボックスバンもあります。1967年には安全基準の引き上げや排ガス規制に対応したT2へモデルチェンジしました。
ポルシェ 356
ポルシェ356は、他社から車両の設計を請け負っていたポルシェが初めて自社ブランドで発売した車です。1948年から少数の生産を開始し、1950年から本格的に量産されました。写真の車は1963年登場の356Cと思われます。
356にはカブリオレもあります。写真の車は356Cです。
ポルシェ356Cのエンジンです。356は当初ビートルをベースに開発が進められ、空冷水平対向4気筒エンジンでRRという点もビートルと同じです。写真のエンジンは1600ccで75psです。
356Cが登場した1963年には既に後継モデルの901(後の911)が発表され、1965年には生産終了しました。
ウニモグ
メルセデス・ベンツの多目的自動車ウニモグです。写真の車は前後に動力取り出し用のシャフトがあります。
UNIMOG(=ウニモグ)という名前はUniversal-Motor-Gerätの略で、直訳すると「多目的なエンジン付きの機械」という意味です。