2007年の青梅宿アートフェスティバルは11月23日~25日に開催されました。懐古自動車パレードは11月23日に行われました。
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日産 ダットサン(210型)
ブルーバードの先祖にあたる車種です。
ダットサン110型は戦前からのコンパクトセダンの集大成として1955年に登場。そのマイナーチェンジ版が1958年に登場した210型です。
1959年の310型から「ダットサン・ブルーバード」になります。
日産 ブルーバード(510型)
1967年に登場した3代目ブルーバードです。国内はもちろん海外でも好評で、歴代ブルーバード中最大のヒット作となりました。
車体は当初2ドアセダン、4ドアセダン、5ドアワゴン、5ドアバンの4種類で、後に2ドアクーペが追加されました。写真の車は2ドアセダンです。
こちらは2ドアクーペです。ライバルのコロナハードトップに対抗して1968年に登場しました。
今回の写真ではわかりづらいのですが、後部座席の窓の周辺を前の写真の2ドアセダンと見比べてください。クーペはリアウィンドウを寝かせて後席の居住性よりスタイリングを優先したデザインになっています。
日産自動車は510ブルーバード発売前年の1966年にプリンス自動車を吸収合併しています。510ではサスペンションに旧プリンスの技術が導入され、フロントにマクファーソンストラット、リアにセミトレーリングアームの四輪独立懸架を採用しました。
車体のデザインも、プリンスのS50系スカイライン(後程紹介します)に雰囲気が似ていますね。
エンジンは直列4気筒SOHCで、発売当初は1300ccと1600ccの2種類、1970年のマイナーチェンジ以降は1400cc、1600cc、1800ccの3種類でした。
BRE(ブロックレーシングエンタープライズ)カラーの2ドアセダンです。
1971年にはフルモデルチェンジし、ブルーバードU(610系)に移行しますが、1400cc、1600ccのセダンは1973年に後継車種のバイオレットが登場するまで継続生産されました。
日産 ダットサン521
510ブルーバードに似ていますが、こちらは商用車のダットサンです。乗用車がブルーバードになっても商用車はダットサンでした。
520系は410ブルーバードに準じた車体を持つ520型が1965年に登場。1968年のマイナーチェンジでフロント部分が510ブルーバードに似た521型になりました。