1992年3月、友達と一緒に八丈島へ行きました。正確に言うと、友達と一緒だったのは現地だけで、行き帰りの船は一人で乗りました。
乗船したのは当時東海汽船の東京-三宅島-八丈島間の航路に就航していたすとれちあ丸です。
八丈島の底土港に入港するすとれちあ丸です。
東海汽船の船は伝統的に花の名前が付けられています。「すとれちあ」とはゴクラクチョウカのことです。
すとれちあ丸は東京港を夜出港し、翌朝三宅島を経由して八丈島に着きます。到着後はすぐに出港の準備をして、慌ただしく出て行きます。
2000年に三宅島の火山が噴火してからは寄港地を御蔵島に変更していました。
夜の東京港に入港するすとれちあ丸です。
八丈島航路の船はこの1隻のみ。週6往復の運行で、1992年3月までは日の出ふ頭に発着していました。
東京港でも慌ただしく荷役をして、すぐにまた八丈島へ向けて出港します。
すとれちあ丸主要諸元
総トン数 3,708t
長さ 110.95m 幅 15.20m 深さ 6.2m
喫水 4.75m
主機関出力 5,800ps×2
航海速力 20.3ノット(約37.6km/h)
乗客定員 2,250名(沿海)/1,717名(近海)
乗組員数 40名
建造 三菱重工下関
就航 1977年4月~2002年5月
写真は八丈島で買ったTシャツです。背中には「八丈流人」と書かれています。