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音楽 BlueRibbon作曲
2007年11月14日撮影
海上自衛隊の砕氷艦(南極観測船)「しらせ」は、毎年11月14日正午に東京港晴海ふ頭から南極を目指して旅立ちます。2007年11月14日午前、第49次南極観測のため、しらせは客船ターミナルの脇で待機していました。
この船が東京に戻るのは5箇月後。別れを惜しむ紙テープが舞います。
船を動かす自衛隊員は当然東京から乗りますが、観測隊員は空路でオーストラリアへ移動し、途中で寄港するフリーマントルから乗船するそうです。帰りも同様にシドニーで下船なので、4箇月程で帰れるようです。(でも長いな)
係留索を引き上げているところです。客船では大抵機械で巻き上げますが、しらせでは人力で引き上げます。こういう場面を見ると、この船が自衛艦であることを再認識します。艦尾に掲げられる旗も日章旗(日の丸)ではなく、旧海軍の軍艦旗と同じ十六条旭日旗です。
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しらせは老朽化のため今回の航海を最後に退役することが決まっています。退役後の扱いは未定ですが、保存は絶望的と言われており、このまま引き取り手が現れなければ残念ながら解体されることになります。
追記
しらせは2008年12月以降解体に着手する予定でしたが、くず鉄の買い取り価格暴落のため先送りになっていました。その後再度引き取り先の公募が行われ、株式会社ウェザーニューズが買い取ることになりました。当面は千葉県の船橋港に係留される予定で、その後は千葉港や幕張沖などへの移動も検討されているそうです。
(2009.11.29)