2006年7月 6日
やっぱりだめか
地元の商工会議所で、起業を考えている人を対象にした講習が開かれています。
いきなり自由業というわけにも行かないし、
かと言って会社勤めを再開する気も無いので、
私も受講してみることにしました。
講義の中で「エニアグラム」なるものに出会いました。
簡単に言えば性格分析なのですが、
なんでも2000年も前に考案されたイスラム社会の秘伝なのだそうです。
そんな秘伝がなぜこんな日本の片田舎で堂々と公開されているのかは謎ですが、
もともとこういうものが好きな私は興味津々です。
エニアとは9を意味する言葉で、エニアグラムでは人を9つのタイプに分類します。
それを元にお互いを理解し、それぞれ自分らしさを発揮するのに役立つのだそうです。
こんなに素晴らしい秘伝があるのに、
なぜ中東のイスラム社会では戦争が絶えないのかという疑問は残りますが、
これ以上は突っ込まずにとにかく試してみることにしました。
商工会議所の講習の一環なので、
出て来た結果に対して「創業のスタイル」というアドバイスがつきます。
‥‥‥‥‥‥‥‥。
会社員には不向きなので早く独立する。
芸術、芸能、職人、専門職、資格。
薄々勘付いてはいたのですが、短い間に転職を繰り返す事の言い訳だと思い、
今日まで自分を騙してきました。
アーティストになれたかも知れないという幻想は実は真実で、
(才能があるという意味ではありませんが)
「サラリーマンすらできない自分はダメ人間」という厳しい現実の方が
むしろ幻想だったなんて‥‥。
ごめんなさい。「サラリーマンには誰でもなれる」などという甘い考えは捨てます。
気楽な稼業だなんてとんでもない。会社勤めにはセンスが必要です。
今日からは心を入れ替えて、非サラリーマン生活に精進します。
ああっ、「世の中そんなに甘くない」という言葉の意味を勘違いしていたかも‥‥。
2006年7月 1日
退職はしたけれど
6月30日を最後に、それまで勤めていた映像制作会社を辞めました。
私が最後に担当した仕事は、会社のホームページの引っ越しでした。
6月29日深夜、何とか新サーバーが稼働し始めたようだったのですが、
30日の午後に再び古い方のサーバーに繋がってしまう不具合が発生。
まだ安定していなかったようです。
丁度金曜日が最後の出勤で、翌日は休みです。
土日の間にサーバーが安定するのを待って、
私がいる間に済ませるはずだった作業の残りは新人に託すことにしました。
とにかくパソコンの前に一日座っているのが嫌で辞めた仕事ですが、
やり残した仕事は気になります。
新サーバーに対応させるための様々な作業について、
今日も思いを巡らせていました。
月曜日の午後には事務所に出向き、
終わらせられなかった作業の手伝いをする予定です。
本当は新人に自分で勉強して解決してもらうべきなのですが、
短時間で済ませるためには仕方ありません。
「おばあちゃんに聞けばわかるんだけど‥‥」
と言いながら、そのおばあちゃんのお葬式の準備で途方に暮れる。
新人はそんな心境でしょうか。
幸い私は、いつでも三途の川を渡って帰る事ができますけどね。
そうは言っても、
そうそういつまでも辞めた会社にお付き合いし続けるわけにはいきません。
三途の川から極楽浄土までは結構遠いのです。
私も先を急がなければ‥‥。
2006年6月 6日
ふりだしにもどる
今の勤め先は6月一杯で退職です。
本当は次の準備をしてから退職するつもりだったのですが、
ほとんど思いつきで退職願を出してしまいました。
まあ、善は急げと言うか、退職だって思い立ったが吉日です。
今度こそ憧れの自由業を始められるでしょうか。
ところで、前の仕事を辞めた時は、退職の翌日から早速今の会社に出勤しました。
次はもうサラリーマンになる気は無いし、折角なので旅に出ようかとも思いました。
しかし、改めて計算してみると、毎月の支払いは意外と高額です。
電話、インターネット、税金、保険、年金、それに今年はバイクの車検もあります。
自由業でいきなり稼げるようになるのは至難の業。
小遣い銭ぐらいの収入源を別途確保しなければなりません。
そこへ、私の最初の勤め先だった店が
従業員を募集しているという噂が流れて来ました。
早速その店を訪ね、ボスに話してみると、あっさり採用決定。
まさに渡りに船です。
12年間で4回目の転職。
長い空白があったり、就職してから進学したりと普通でない私の履歴書ですが、
同じ勤め先が2度登場する事になり、また一層ややこしくなります。
さあ、采は投げられました。振り出しに戻っても、もう同じ道は進みませんよ。
2006年5月31日
一身上の都合
退職願には、なぜか「一身上の都合」と書く事になっています。
広辞苑によると、一身上とは「その人個人に関すること」だそうです。
単に「個人的な都合でやめたいです」と書くだけなんですね。
ボスには「仕事について行けなくなった」と言っておきました。
そもそもコンピューター関連の仕事をやめるつもりで今の職場に来たのに
どういうわけかコンピューターに強いと勘違いされ、
ウェブサイトやインターネット関連事業をやらされる羽目に‥‥。
そう、正確に言うと
やりたくないコンピューター仕事を無理して続けるのもそろそろ限界で
仕事場に出てもまったくやる気が起きないから
仕事について行けなくなったのです。
「一身上の都合」という言葉があってよかったです。