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2009年9月 9日
【十四】富士が見えればそれで吉原 其の四
前回は吉原商店街を最後まで通り抜けましたが、
今回は商店街終点の600m手前、静岡銀行の所を左に曲がります。
ここには目印となる木製の柱があります。
旧東海道が商店街から出る場所の目印
江戸34里、原宿3里、蒲原宿3里、京都90里と書かれています。
まだまだ先は長いですね。
商店街は広い道でしたが、
旧東海道はここから車道にセンターラインも無い狭い道になります。
吉原商店街を出た旧東海道。県道の標識がある。
実は商店街の途中から歩いて来た県道22号もこの角を曲がります。
狭い道に入っても引き続き旧東海道が県道です。
140m先、2番目の角の所にお題目碑があります。
お題目碑
旧東海道はこの角を右に曲がります。県道22号も右です。
ちょうどお題目碑が目印になっています。
ここを曲がると旧東海道はしばらく道なりなのですが、
ちょっと寄り道をすることにして、最初の信号を左折します。
その先に吉原中央町郵便局があります。
吉原中央町郵便局
吉原中央町郵便局の風景印
吉原中央町郵便局の風景印は「左富士の松と田子浦港と東海道新幹線」です。
今回は年賀はがき(無地)を使用しました。
郵便局を出て旧東海道に戻ろうと元来た方向を見たら富士山が見えました。
吉原中央町郵便局の前から見た富士山
お題目碑がある角を曲がってから450m、道が緩やかに左に曲がり、
小さな橋を渡る手前のこの場所が吉原宿西木戸跡です。
吉原宿西木戸跡
小さな橋の名は四軒(しけん)橋、下を流れるのは小潤井川です。
橋を渡るとすぐ旧東海道は国道139号に合流します。
吉原商店街から歩いて来た県道22号はここで終わりです。
国道139号に合流
国道139号はここ富士市から富士山の西を北上した後北側へ回り込み、
山梨県を抜けて東京の西の端、奥多摩町へ至る道です。
そう言えばこの道、左富士の手前でちょっとだけ歩きましたね。
旧東海道は、この国道合流点から約140mが
昭和40年代に行われた区画整理で失われています。
国道139号を進むとすぐに広い道と交差しますが、
その近くに旧東海道跡の碑があります。
旧東海道跡の碑。大通りの向こうに旧東海道の続きが見えます。
旧東海道の碑の所から見ると、4車線の大通りの向こうに
大通りに対して斜めにぶつかっている道が見えます。
地図で見るとこの角度がちょうど県道22号の延長線と合致し、
旧東海道の続きであることがわかります。
国道139号の所まで戻って大通りを渡り、旧東海道の続きを歩きます。
振り返ったら富士山が見えました。
大通りを渡って旧東海道の続きへ。振り返ると富士山が見えました。
500m余り行くと高島交差点です。ここは東西方向の県道396号と
北西から南東方向の県道353号が交差する所に、
北東から旧東海道が来る五叉路です。
旧東海道はここを右へ行き、少しの間県道396号を進みます。
静岡県道396号富士由比線の起点は
高島交差点の東200m程の所にある青島交差点、
終点はこれから通る由比宿の先、東海道本線由比駅の辺りです。
この道もまた旧国道1号で、この先終点まで飛び飛びに歩くことになります。
県道396号を200mくらい行くと、潤井川を渡る橋が見えてきます。
旧東海道はこの橋を渡らず、右に曲がります。
ここは元吉原の手前、檜交差点にあった物と同じ
「旧東海道順路」の標識がありますが、小さいので見落としそうです。
潤井川を渡る橋の手前を右へ
続いて2つ先の角を左に曲がります。
ここも同じく「旧東海道順路」の標識があります。
2つ目の角を左へ
そしてその先の富安橋で潤井川を渡ります。
吉原宿を出た所で渡った小潤井川はこの潤井川の支流です。
前方に富安橋
富安橋から約1km程の所に鶴芝の碑があります。
民家の玄関先にあるので、あんまりじろじろ見るのも悪いような気がします。
(そのくせここに写真を載せています)
鶴芝の碑
かつてこの付近に本市場という間の宿がありました。
鶴芝の碑は文政3年(1820年)、本市場にあった鶴の茶屋に建てられたものです。
この碑によれば、ここから雪の富士を眺めると
中腹に一羽の鶴が舞っているように見えたといいます。
ちょっと見てみましょうか。
本市場から見る富士山
今日は鶴は見えないみたいです。
その先で中央分離帯のある広い道と交差するのですが、
横断歩道がないのでまっすぐ渡れません。
分離帯には「旧東海道跡地」と刻まれた柱があります。
迂回してください
迂回して道路を渡ったら、その先でこんな光景に出会いました。
バラと富士山
吉原郵便局の所でも言いましたが、富士市の花はバラです。
迂回して渡った交差点から160m、旧東海道は県道396号に右から合流しますが、
すぐに左折して県道を離れます。
県道396号に合流するも、すぐに写真中央の信号機の所で左折。
その前にここを一旦通り過ぎ、県道を150mばかり行った所にある
富士郵便局で風景印を押してもらいましょう。
富士郵便局
富士郵便局の風景印
富士郵便局の風景印は「田子の浦港と富士山の景観」です。
吉原、吉原中央町、富士と似ているようで違う図案が続きます。
今回は年賀はがき(無地インクジェット写真用)を使用しました。
では、150m戻って旧東海道の続きを歩きましょう。
2009年9月 9日 06:23 | カテゴリー:東海道スタンプラリー