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2009年2月 2日
【十一】三島へ続く石畳 其の六 市の山新田・塚原新田編
題目坂を過ぎ、市の山新田交差点からバス通りに入りました。
この交差点の右側に出征馬記念碑があるのですが、
道路工事のため見られませんでした。
題目坂手前の跡地に碑があった法善寺は現在この少し先にあります。
市の山新田交差点。右手前が題目坂方面。奥が京都方面。
市の山新田交差点から350m、集落を抜けた先に公民館があります。
そして、公民館のすぐ先に臼転坂(うすころげざか)の入り口があります。
公民館の先に臼転坂の入り口
臼転坂の入り口
この坂の名は、ここで牛が転がったとか
臼を転がしたとかいう言い伝えが由来になっているようです。
結構勾配があるので牛が転ぶのは分かりますが、
臼は転がさない方がいいと思います。
臼転坂
下長坂からずっと現代の舗装道路が続いていましたが、
ここは久し振りに昔の風情が残る道です。
臼転坂
臼転坂は300m程です。抜けた先でまたバス通りに合流しますが、
そこに市山新田交差点があります。
バス通りと、並行する国道1号がここで接近し、
市山新田交差点で接触しています。
交差店名は市山新田でも、ここの地名は塚原新田です。
臼転坂の出口
塚原新田の集落の中を800m程進むと、道が左に曲がっています。
本来はここをまっすぐ進み150m先で国道1号と合流するのですが、
伊豆縦貫自動車道の工事のため合流地点が100m箱根寄りに移動しており、
今は少し手前のこの場所で国道の方に曲がるコースを取ります。
左へ曲がり国道1号へ
伊豆縦貫自動車道は沼津市から下田市まで、
名前の通り伊豆半島の中央を南北に貫く自動車専用道路です。
ここ塚原にもインターチェンジができるそうです。
塚原インターチェンジ建設中
左へ曲がると80m程で塚原新田交差点です。
ここを右へ曲がります。
塚原新田交差点。右が京都方面。
元の合流地点には「箱根路」と刻まれた大きな石が残されたままです。
旧塚原新田交差点。左が京都方面。奥が旧東海道箱根方面。
元の合流地点から250mの辺りから国道1号は並木道になります。
並木道の始まり。木立の間を進むのが国道1号の車道。
ここからは京都に向かって右脇に遊歩道が設けられています。
初音ヶ原石畳遊歩道です。
ここは江戸時代の石畳を再現しているわけではなく、
松並木と共に旧東海道の雰囲気作りをしているだけのようです。
この辺りの元の東海道は、現在の国道1号上り線の位置にありました。
初音ヶ原石畳遊歩道
遊歩道に入って200m程の所に錦田一里塚があります。
日本橋から28里(110km)です。
両側の塚が残っており、国指定史跡になっています。
錦田一里塚
一里塚の近くにまた「三島市眺望地点」があるのですが‥‥
初音ヶ原からの眺め
やっぱり富士山は見えません。
遊歩道は900m程で終わり、五本松交差点に出ます。
初音ヶ原石畳遊歩道終点
ここはもう三島市街。三島宿江戸方見附まであと1kmです。
2009年2月 2日 14:16 | カテゴリー:東海道スタンプラリー