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2007年11月25日

バリアフリー

母が新聞を読みながら、これではまた少子化が進むとぼやいていました。
母がどんな記事を読んでいたのかは未確認ですが、
1980年代以降問題視されている日本の少子化は
どんどん深刻な状況になっているようです。
単純に子供が多ければいいわけではありませんが、
生産力となる世代が高齢者に対して少なすぎる事は好ましくありません。

ところで、首相が替わってからあまり言われなくなりましたが、
前の首相や、その前の首相の頃は、
日本が再び戦争への道を進み始める事を懸念する声が多く聞かれました。
もし、少子化が進行するまま戦争に突入したらどうなるのでしょう。

太平洋戦争の頃は「産めよ増やせよ」という言葉がありました。
あの時は、本来は死をも恐れぬ勇敢な兵士を育成すべきところ、
何を間違ったのか死そのものを美化してしまい、
戦死を必然とする間違った戦略がまかり通っていました。
今なら、そんな「積極的な消耗」を重んじる馬鹿な戦い方はしないでしょう。
その代わり、兵力になり得る若者が最初から少ないという問題があります。

徴兵制は可能でしょうか。
今の時代、戦う気のない人を無理矢理従軍させるよりは、
志願制にした方が士気の高い軍隊ができていいと思います。
女性の動員は必須です。
既に女性の自衛官もいるので、それは問題ないでしょう。
ただし、女性兵士の出産・子育てについては十分な配慮が必要です。
ただでさえ人数が少ないのだから当然ですね。

それでも足りなければ、今度は体に障害のある人たちの出番です。
車椅子でも乗れる戦闘機とか、目が不自由でも撃てるミサイルとか、
どんどん開発します。
軍艦であってもエレベーターや点字ブロックの整備を義務付けます。
国を守るために戦う権利は誰にでもあるのです。

軍のバリアフリー化が進めば、高齢者も戦争に参加できます。
しかし、そうなると、社会的弱者に対する配慮が戦場でも必要になります。
戦場でも足腰の弱い人には席を譲りましょう。
無線通信をする時は、心臓ペースメーカーを使用している人から離れましょう。
軍用車両への車椅子の乗り降りも迅速にできるよう、
積極的にお手伝いしましょう。
若い者が寄ってたかって老人を攻撃するなど以ての外。
たとえ敵であっても、年長者に対する敬意を忘れてはいけません。

すごい!!
敵の兵士にまで優しいなんて、やっぱり日本は「美しい国」だ!

01:21 | カテゴリー:よしなしごと