横浜で行われていた練習船「海王丸」の修理が完了し、1月5日から大さん橋に係留されました。
1月9日にはラストクルーズを控えた客船「飛鳥」も大さん橋に係留され、両船の最後の並びとなりました。
写真は全て2006年1月9日撮影。
海王丸
独立行政法人航海訓練所の練習船「海王丸」は、世界屈指の大型・高速帆船です。
2004年10月、航海訓練中に台風に遭い座礁。横浜に回航されて修理が行われていました。
修理が終わったばかりの船体を照らす夕日。
海王丸は1月から早速練習船隊に復帰。既に実習生が乗り込んでおり、翌日の出航に向けて準備が進められていました。
高いマストとたくさんのヤード、それに掛かる無数のロープのシルエット。
3ヶ月に渡る航海訓練はもう始まっています。最初の寄港地は広島だそうです。
日本丸
この日は海王丸の姉妹船「日本丸」が新港ふ頭に係留されていました。こちらは1月11日にホノルルへ向けて出航です。
飛鳥
全長192.8m、総トン数28,856tの船体に296室の客室を持つ「飛鳥」は、日本船籍では最大の豪華客船です。
飛鳥が横浜に入港する時は、赤レンガ倉庫前の広場から見える大さん橋のこの位置に着きます。
1月10日からのアジアグランドクルーズに向けてこちらも出航準備中。香港から東南アジアを抜け、ダーウィン・パラオ・グアムを経由して横浜に戻る1ヶ月の旅です。
2月11日、横浜に戻ってグランドクルーズを終えると、日本の客船「飛鳥」としての運航が終了します。
後方にはみなとみらい21地区が見えます。
飛鳥は3月からドイツのフェニックス・レイゼン社が運航する「アマデア」として再出発します。その最初の寄港地はこの横浜、入港は3月12日の予定です。
飛鳥と海王丸、明日はそれぞれの目的地へ向けて出航です。